uresino_sayumi’s diary

株トレーダーの自分語り(´・ω・`)

部屋掃除と秋の空

世の中は周りの人間は、俺が完全な人間になってくれるのを待ってはくれない。

完璧にマスターした。って言えることは特にない。それでも何かを始めなければ取り残される、それに気づいたのは何時だったか。

 

ある時部屋を綺麗にすることができた。

抱き枕カバーと抱き枕本体を買ったことでベッドで生活していた俺は移動を余儀なくさた。掃除をしないと抱き枕を背もたれにして一日を過ごすことになり、好きなキャラクターのデザインを下敷きにすることは考えられず大掃除を決意した。

 

机の上にノーパソを置くために机に置いていたものを大体捨てた。長時間座ってられるように新しい椅子を買った。押し入れに物を突っ込むために色んなものを捨てた。色んな可能性を捨てた。

返さないだろーなーって思った本、いつか返しに行くかもって思ってたけどその可能性を捨てた。貰ったけど使わなかったプレゼントの中身、「プレゼントしたアレどうだった?」そう聞かれるのが怖くて捨てられなかった。でも捨てた。

始めたけれど全然使ってないダンベル、間違って買ったusbケーブル、カビ臭がする好きだった漫画。

 

拭き掃除をして本棚を買って整理して、二週間くらいして随分部屋の装いは変わった。

色々捨てた。思い出とか約束とか好きだったものとかも。捨てたことを後悔するかもしれないけれど、それでも捨てないと部屋が綺麗にならないから。

最後のゴミ袋を捨てた後、ゴミ収集車が来て空になったゴミ捨て場を見て喪失感を感じたのを今でも覚えている。

 

数年後なんかの本で決断の重要性が書かれていた。曰く、決断とは他の可能性を切り捨てることで、だからこそ価値があるのだと。

他の可能性を捨てることで残ったものの価値が輝くのだと。それを見て決断ってのは部屋掃除だなーって思った。俺は過去の選択を後悔することが多いけど、それはアレを捨てなければよかった、コレを捨てなければよかった。って部屋掃除後に嘆くのに似ているのだろう。嘆いた所でゴミ捨て場に行った所で、焼却されたものは元の姿に戻らないのに。

 

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